人間に共通する4つの認識のクセ②
同じ大きさのプリンなのに、上にあるプリンの方が大きく見える、、
いったいなぜか??
その秘密は、人間の認識のクセにあります。
錯覚させる仕組みとも言えます。
①部分だけをとる
②違いだけをとる
③過去と繋げてとる
④有限化させる
という4つの認識のクセがあります。
ひとつずつ説明していきましょう。
①部分だけをとる
人間の脳は全体を観ることができず、部分だけをとります。
プリンのこの部分しか実は観ていません。
②違いだけをとる
部分だけをとり、更には、人間の脳は、共通を観ることができず、違いしかとれません。
2つのプリンの長さの違いしか観ていないのですね。
それだけをとって、「上のプリンの方が大きく見える!」と錯覚を起こしてしまうのです。
③過去と繋げてとる
そもそもなぜ、黄色で台形の紙を観てプリンと名付けたのでしょうか?
きっと過去にプリンを見たことがあって、形・色などをみて、「これはプリン」と判断しました。
人間の脳は目の前の事物に対して、過去のデータバンクから情報をとることができません。つまり、「今ここ」を観ることが苦手です。
もし、プリンを見たことがない人なら、違う物を言っていたでしょう。
④有限化させる
人間の脳は、本来無限に広がるものを、境界線を引き、有限化させます。黄色の台形の紙の部分に境界線を引いてプリンと決めつけていたのです。
つまり、無限なもの(例えば、光もそう)を認識できません。
ここまで、4つのクセをお話しました。
最後に、大前提として上のプリンが大きく見えてしまう認識はあなただけの個人の問題ではありません。
人間共通の認識のクセです。
人間誰しも無意識でやってしまう、錯覚のメカニズムの説明でした💦